6/29第二作小説「千に咲く」水月あす薫(みずきあすか)
詳細はリンクしている「ルナーズファウンテン」でどうぞ。
 
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【2017.03.17 Friday 】 author : スポンサードリンク
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愛の糸 #41 玲王・愛の糸(れお・あいのいと)
JUGEMテーマ:恋愛小説
 

はじめから読まれる方は こちらから


「えぇ、ナニナニ?そのナレソメ聞かせてよ。」

三角奈々緒にせかされて、嵯峨玲王は、昨夏、拓真の田舎に行った話を始めた。

 

 



玄関を入って廊下は無く、目の前がおそらく居間のようだった。

「先にお線香上げてね。」


祥乃は開け放した奥の部屋へ案内し、拓真、佳苗、露海とともに、仏壇にお線香を上げて拝んだ。
これも、玲王には新鮮な体験だった。
玲王の家には仏壇は無いのだ。

さらに鴨居に神棚があり、それも手を二回合わせて拝んだ。

「仏壇とお墓はね、手を合わせるだけ。
でも、神棚は両手を開いたまま音をたてて二回、叩くように合わせてから拝むのよ。」

神棚を初めて見た玲王は、祥乃に言われるままに手を合わせた。

 


祥乃が用意したお盆用の精進揚げ、ほとんど庭で作った野菜を使用したお煮しめと漬物、それに近所の農家に頼んで買っているという有名な銘柄の米のご飯、自家製味噌の味噌汁。
すべてが玲王には初めて尽くしだった。


 
 
 昼食が終わると佳苗は台所に入り、祥乃の片付けの手伝いを始めた。

拓真は祥乃の入れてくれたお茶をすすっていたが、思いついたように、玲王と露海を家の外に連れ出した。

まず、祥乃が営んでいる小さな雑貨屋を案内され、コンビニとは違った、ガチャガチャと物が重なって並んでいる様子に驚かされた。
駄菓子と呼ばれる菓子類もあり、ひもを引っ張ると番号が出て、何かが当たるクジのような物は「トスケ」と呼ばれ、何も当たらない時は「スカ」と書いてあるらしかった。



外に出ると、店の前は一応舗装された道路だが、一歩横道に入るとそれらはすべて土と石の自然な道で、玲王を感嘆させた。
さらに周りはほとんど農家が多く、畑や田んぼが山々に広がっており、これが世に聞く段々畑かと、初めてリアルに実感した。

 


拓真が玲王、露海を連れて家に戻ると、祥乃と佳苗がお茶を飲みながら笑っていた。


なんて楽しそうに、佳苗は笑っているのだろう。
叔且と結婚していた半年間で、桐代と笑いあったことなど、一度でもあったのだろうか。


 玲王は母が父と別れて幸せであると、認めざるを得なかった。


拓真達が中に入り、談笑に加わった。初めて来た家なのに、玲王もいつの間にか一緒に笑い、学校や友達の話なども、祥乃に話していた。

 


祥乃がいつの間にか姿が見えなくなったが、拓真達は気にも留めずに話しを続けている。
玲王は気になって、祥乃を探そうと席を立った。


ありがとうございます
いつも ポチ 感謝しております

【2009.10.02 Friday 19:08】 author : sirius08
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【2017.03.17 Friday 19:08】 author : スポンサードリンク
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この記事に関するコメント

おおお!!

団欒'+。:.゜ヽ(*´∀`*)ノ゜.:。+


幸せの図だね(*゜▽゜ノノ゛☆

| おみご | 2009/12/01 4:29 PM |
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