6/29第二作小説「千に咲く」水月あす薫(みずきあすか)
詳細はリンクしている「ルナーズファウンテン」でどうぞ。
 
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覚醒しない少年
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「愛の糸」初めから読まれる方は こちらから

息子に 足を引っ張られた。

眠っていると私を起こし 「兄が・・・」と、言う。

いや、おかしい。

この子は 関東に出ていて こちらにはめったに帰ってこないはず。

では、やはり夢。

兄も家を出ている。

また、布団に寝ようとしたら また足を引っ張る。

それがリアルで 足が痛いくらいだ。

目が覚めて 夢と確信してから、二人の息子にメールした。

「無事ですか?今、日本のどこにいますか?」

兄の方は、すぐに返信があり「日本の東京です」とまじめに帰って来た。

かんじんの弟は、来ない。

その日の夜中にやっと連絡が取れて、電話で話をした。

自分が出てくる夢なのに

「気持ち悪い」と言う。

ついでに 私の周りにいる たくさんの 「見える人」の話をした。

この末っ子は、本当は見える人 だったかもしれない。

私がいけなかった。

この子が小さい時、当たり前にm思っていた 他の人が見えないものについて つい

「特別な力」という ようなことを言ってしまったのだ。

それから この子は 自分を否定するようになった。

親としては 失格だと思う。

今回の電話の中で

「私が 記者会見している映像が見える人がいるんだよ。」

「へえ」

「なんか、私から 「月」をもらったらしい。私にとって 月は大きな意味があって・・・」


そこまでいうと、息子は

「おかあさん、それって大切な月をあげたってこと?取られたってこと?」


おや?


そんなことは 考えたこともなかった。

やっぱり この子の感性は 独特のものがある。


そういえば その「見える人」は その後 本人の努力のかいがあって 大きく飛躍している。

「月」は あげたの?取られたの?


それとも そんなことは 何でも無いこと?



まだ 覚醒しない息子は 覚醒しない少年のまま 時々 私に鋭く入り込む。

夢で知らせたかったことは 本当は何だったのだろうか。


2011年5月14日
 
【2011.05.22 Sunday 03:15】 author : sirius08
| ちょっと不条理 | comments(2) | - | pookmark |
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【2017.03.17 Friday 03:15】 author : スポンサードリンク
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この記事に関するコメント
なんだかもやもやしますね〜〜〜(笑)
| ちさやん | 2011/06/16 10:23 AM |
不思議な夢はけっこう見ます。
なんか、私自身の問題かもしれないですね。
| シリウス | 2011/06/20 2:02 PM |
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