6/24第三作初の短編集「白龍抄」発行水月あす薫(みずきあすか)
詳細はリンクしている「ルナーズファウンテン」でどうぞ。
 
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【2017.09.28 Thursday 】 author : スポンサードリンク
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結婚式
JUGEMテーマ:短編小説






「夢?」



布団にもぐったまま、寝ぼけた頭は今見た光景を反芻している。





結婚式。







結婚式・・・だった。







会場は、舞台・またはコンサートをするような大きなホール。






椅子は、舞台に向かって並び、階段は上に行くに連れ、高く高く昇っていくように、そしてそれは、とても大きな会場だった。





客席で変わっているのは、必ず椅子と椅子の間に長テーブルがあり、披露宴の料理が並べられ、次々と飲み物やデザートなどが運ばれてくること。





親族は一番前の椅子に座り、女性は当然のように留袖を着ている。







私は、一番後ろの、会場の一番高い、上の部分から、たくさんの客を眺めている。







舞台では、新郎と新婦が、なぜか幼稚園の水色のスモックを着て、友達のアナウンスで幼稚園時代を語っている。







私のいる一番後ろは、これから出る食材や、お菓子、そして披露宴イベントのコスプレのようなコスチュームが並べられている。





おもしろい。



夢中になって、それらの写メを撮る。







ふと気づくと、こちら側の親戚は後ろに立つ私の左側の最前列。

そして右側が彼女の親戚が並んで座っているようだ。







私も留袖だ。そろそろ、夫の隣の空いている席、私の席につかなければ。





いや、彼女のご両親に挨拶するのが先だろう。






彼女側の親戚の席は、右側。





私は右側の階段を、舞台に向かって降り始めた。



大きい会場。長い長い階段。








彼女の親戚の席がかすかに見えてきた。





すると、こちらに気づいたのか。二人の女性が立ち上がった。





一人は彼女の母親。こちらを少し振り向いた女性は、彼女の母親の母親か。






おそらく彼女のお祖母様か。
















目が覚めた。





・・・・挨拶する直前で、目が覚めた。








彼女のお祖母様。








私に会いに来てくれたのか。一度もあったことがない、お祖母様。








起き上がりながら、私は、二か月前、息子から来たメールを思い出した。









「彼女のお祖母さんが亡くなった。」




【2013.04.14 Sunday 23:32】 author : sirius08
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【2017.09.28 Thursday 23:32】 author : スポンサードリンク
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